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13:00

農場主のくせにレイモンドは来るのがいつも遅いから、

一足先に牛小屋に行って、何か異常はないかチェック。

妊娠してる牛が気になって、一番先に様子を見たら、ビンゴ。産気づいてた。

他の見回りも手早く済ませて、お産の用意を済ませる。

そこへようやくレイモンドが来た。遅いんだよねえ。

 

13:30

牛のお産のことがあって忙しくしてたら、珍しくロードリックが小屋を訪ねてきた。

「珍しいね、ロードリック。もうお肉食べ尽くしたの?」

体は強くないくせにもりもりお肉を食べるロードリックをそう言ってからかうと、

​ロードリックは苦笑して、「いやいや」って指先のない手を振った。

昔は「知り合いが育てた牛や羊なんてかわいそうで食べられないよ!」なんて言ってたくせに。

レイモンドに用があったらしい。

レイモンドは牛で手が離せないって一度断ってたけど、

あたしが全部やっておくから行って来い!って半ば追い出すように用事を済ませてきてもらうことにした。

あたしだってここで働いてる年数はレイモンドと同じくらいなんだし、

舐めてもらっちゃ困るよ。

でも、そう言った後で、大事なことに気づいた。

毎日アシュリーにお昼ご飯を持ってく係ができない!

あたしはなんだかちょっと負けた気分で、レイモンドにそう言った。

レイモンドは「それならハリエットに頼んでおくよ」って言って、

ロードリックと一緒にハリエットの家へ向かって歩いていった。

ごめんハリエット……!

 

14:00

一人で母牛と格闘。

慣れてるとはいえ、一人では負担の大きい作業だったな。

でも、無事に子牛が生まれてよかった。

一通り世話をしつつ、レイモンドの帰りを待つけど、全然帰ってこない。

この牛小屋は私がオーナーだって気がしてきた。

 

14:30

レイモンドが帰ってこないなーって思ってたら、

ふわふわ山の羊たちが何かを囲んで移動する気配がした。

多分レイモンドはこっちに来ないで、ふわふわ山に羊の世話をしにいったんだ。

最近、羊が何かに喰われる事件が増えてきてるから、あたしも心配。

肉食動物なんて、どこから紛れてきたんだろう。

子牛は立てるようになってきて、母牛が子牛をベロベロ舐めてあげてた。

子牛は平均的な大きさで、元気そう。

早くレイモンドにも見てもらいたいな。

 

15:00

引き続き牛の世話をしていたら、村の方から大きな声が聞こえた気がした。

なんだろう、多分、レイモンドの声だ。

アシュリーに怒られたのかな。

呑気なことを考えてたら、ロードリックが自宅からものすごい勢いで飛び出して、

レイモンドとアシュリーの家の方へ走っていったのが見えた。

ただ事じゃないなって思ったから、子牛と母牛を同じ仕切りの中に入れて、

急いで村の方へ降りていった。

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